「新幹線はベビーカーどこに置けばいい?」
「ベビーカーたたまなくても新幹線に乗れる?」
「最前列はたたまずに乗せられる?」
結論から言うと、家族だけで座席最前列を丸ごと確保できれば、ベビーカーをたたまずに新幹線に乗ることは可能です。
ただし、それ以外の場合や他の乗客と相席になる状況では、基本的にベビーカーは折りたたんで足元に収納するなど他の手段が必要です。
東海道新幹線には専用のベビーカー置き場がないため、原則は折りたたんで保管するという前提で準備しましょう。

この記事では、たたまずにおける条件や最新ルール、実際に2025年8月に体験した注意点を詳しく解説します。


持って行ったのはサイベックスのメリオ(A型ベビーカー)です。
記事の内容は、このモデルを基準に書いていますが、基本的には大体のベビーカーに対応できる内容になっています。
- 新幹線の最前列にベビーカーをたたまずに乗る方法
- 新幹線にベビーカーを持ち込む方法
- どこの席がいいのか
この記事を最後まで読めば安心してベビーカーを持って新幹線に乗車できますよ。
新幹線の最前列の席はベビーカーをたたまずに乗れる
結論新幹線の最前列の席にベビーカーをたたまずに乗せることはできます。
しかし、条件次第となります。
その条件は、「3列席、2列席に他の方が乗車しない」ことです。



隣の席に他の方が座っていても置けないことはないのですが、私は気まずく感じて置くことはできませんでした。
実際に新幹線の最前列に座ってみると、やはり足元が広くて余裕がありました。
さらに目の前が壁になっているため、前席のリクライニングに影響されることなく、ベビーカーを置くことができます。
新幹線の最前列にベビーカーを置くメリット・デメリット
- 足元のスペースが広いのでベビーカーを置きやすい
- 前席のリクライニングを気にせず利用できる
- 目の前が壁で安心感がある
- 相席にならなければ快適
ただし、相席になるとデメリットもあります。
- たたまない場合は2席以上予約する必要がある
- 相席の場合、通路側に座ると窓側の人が移動しにくく迷惑になる
- 窓側に座る場合は、通路側の人よりも早く着席する必要がある
- テーブルが使えない
- ベビーカーの種類によっては足元が窮屈になってしまう
通路側の席に座った場合は、窓側に座った方が移動しにくく迷惑をかけてしまう可能性があります。
逆に窓側の席に座る場合は、通路側の方より早めに着席する必要があったり、テーブルが使えなかったり、ベビーカーの種類によっては足元がかなり窮屈になってしまうこともあります。
新幹線のベビーカーをたたなまくても置ける置き場所


新幹線に乗る際に、ベビーカー折りたたまずに置けて、なおかつ周りの方に迷惑をかけないおすすめの置き場所をご紹介します。
- 特大荷物スペース付き座席(2席分)
- 最前列の席をまとまって予約
特大荷物スペース付き座席


新幹線の最後部にある「特大荷物スペース付き座席」なら、ベビーカーを折りたたまずに置くことができます。
ただし、実際には1席分だけでは足りないことが多いんです。
座席のすぐ後ろが荷物置き場になっているとはいえ、隣の人の荷物が置いてあれば、ベビーカーをそのまま置くのは難しくなります。
そのため、最低でも2席分をまとめて予約するのがおすすめ!
家族で並んで座れば、周囲に気を遣わずに荷物もベビーカーも置けるので快適に過ごせますよ。



ちなみに、荷物スペースを使う関係でリクライニングはできなくなるので、その点は注意してくださいね。
最前列の席をまとめ取り
ベビーカー折りたたまずに持ち込むなら、最前列の座席をまとめて予約するのが一番ラクです。
ただし、3列席の最前列はとても人気が高く、ほとんどの場合すぐに予約が埋まってしまいます。
そのため、大人2人+未就学児1人で3列席に座った場合は、他の方と相席になる可能性も•••。
とはいえ、最前列を確保できればベビーカーを置いても周りに迷惑をかけにくく、家族でゆったり快適に過ごすことができますよ。
新幹線のベビーカーをたたんで置ける置き場
- 特大荷物コーナーつき座席
- 最前列の足元
特大荷物コーナーつき座席


東海道・山陽・九州新幹線の一部車両(N700Sなど)に設置されている、大型荷物専用の収納スペースです。
スーツケースやベビーカーなど、サイズの大きな荷物を置けるように作られていますが、こちらにベビーカーをたたんで収納できます。
以前は「特大荷物コーナー付き座席」は予約が必要でしたが、2025年7月からは予約不要で無料で利用可能になりました。


私たちも実際に利用してみたのですが、ベビーカーを畳んで収納できるうえ、鍵もかけられるので安心感がありました。



意外と予約不要で使えることを知らない人が多くて、行きも帰りもスペースが空いていました。
特大荷物コーナーのおかげで座席まわりを広く使えたので、子どもを抱っこしていても窮屈さを感じませんでした。
もちろんテーブルも使えて、その上におもちゃやシール帳を広げて遊ばせることができ、移動中も退屈せずに過ごせました。
子どもも楽しそうにしていて、親としても安心して見守ることができたのがとても良かったです。
最前列の足元


スペースが広く、リクライニングの影響を受けない最前列の席は、ベビーカーを折りたたんで置くことが出来ます。
A型のような大きめタイプは置きにくい場合があり、B型や軽量タイプの方がスムーズ。
2席、3席まとめて予約すると、荷物やベビーカーを置いても周囲に迷惑をかけにくいです。
しかし最前列は人気が高いので、発売開始直後に埋まってしまうことも多いので、座席予約は発売開始のに狙うのがおすすめですよ。


新幹線の荷物棚にベビーカーは置ける?
基本的にはおすすめされていません。
荷物棚にベビーカーを置くのは、走行中の揺れで落下するリスクがあります。
折りたたんでも重量があるタイプは不安定になりやすく危険なので、荷物棚にベビーカーを置くのは避けましょう。
新幹線のベビーカー置き場に別料金はかかる?


新幹線にベビーカー置き場は設置されていません。
ですが、特大荷物コーナーにベビーカーを置くことができます。
通常ですと席料が少し高くなりますが、2025年7月から試験的に予約なしの無料で利用できるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
新幹線にベビーカーを持って乗る際の注意点
- 新幹線の予約はスマートEXで済ませておく
- 新幹線ではベビーカーの持ち込み自体は可能で、特別料金はかからない
- 原則は折りたたんで収納するのがマナー
新幹線の予約は、スマートEXで事前に済ませておくのがおすすめです。
混雑する駅でベビーカーを引きながら窓口に並んで発券するのは大変な負担になります。
事前にオンラインで予約しておけば、スムーズに乗車できて安心です!
新幹線にベビーカーを持って乗るなら何号車がベスト?
- 11号車や12号車
- 奇数号車の東京寄り、偶数号車の博多寄り
- トイレやデッキに近い席
11号車や12号車


11号車には多目的室があり、身体が不自由な方の利用がない場合は、多目的室での授乳や子供の着替えなどが可能です。
そのため、11号車に近い12号車の席もかなり人気が高いです。



私が予約した時もいっぱいで買えませんでした。
奇数号車の東京寄り、偶数号車の博多寄り


11号車は予約がいっぱいで取れなかったという方におすすめなのが奇数号車。
奇数号車の東京寄りデッキにある赤ちゃんマークが貼ってあるトイレ内には、オムツ替えスペースがあります。
なので、奇数号車の東京寄り、偶数号車の博多寄りは赤ちゃん連れの方にはおすすめです。
トイレやデッキに近い席
急に子供がぐずったりするときにすぐ対応できるように、座席はトイレやデッキに近く、通路側の席が良いです。
新幹線にベビーカーはたたまずに乗れるかについて良くある質問
- 新幹線にベビーカーはたたまずに乗せられる?
-
乗せられます。「特大荷物スペース付き座席」を予約するとベビーカーを折りたたまずにのせられます。
>> 新幹線でベビーカーをたたなまくても置ける場所 - 新幹線の最前列にベビーカーはたたまずに置ける?
-
置けます。しかし隣の席の人に迷惑をかけてしまう恐れがあるので、2席以上取る必要があります。
>> 新幹線の最前列について - 新幹線の荷物棚にベビーカーは乗せられる?
-
載せられるベビーカーもありますが、おすすめされていません。
>> 新幹線の荷物棚について
新幹線のベビーカーの置き場は?たたまなくても乗れる方法|まとめ


新幹線でベビーカーを折りたたまず置ける場所は
- 特大荷物スペース付き座席
- 最前列の座席
新幹線でベビーカーを折りたたまずに利用したいなら、最前列の座席を家族分まとめて予約するか、特大荷物スペース付き座席を選ぶのがおすすめです。
少し工夫するだけで、赤ちゃん連れの移動もぐっと快適になります。
ぜひ参考にしてくださいね!